【メガランブル】投げガルーラ
先日行われたインターネット大会「メガランブル」に参加しました。ジャンケン大会です。
シングル61どころか普通のシングル63すらまともにやったことはありませんが、十分楽しめるルールでした。
実際に使ったPTを紹介します。
かなり準備に力を入れていたのですが31勝14敗と残念ながら上位には届きませんでした。
構築
(結果的に)主役はガルーラとヤミラミ。
ルールを考える
とにかくやったことのない特殊なルールなので、まずルールの解釈をするところからはじめました。
あれこれ調べたところ、シングル61の構築方針には(タイプ統一などを除いて)次の2つの要素があるように思いました。
上の要素が強いと対戦相手のパーティー全体を見て有利カードが一番多いポケモンを選出するバランス型になり、下の要素が強いと特定のポケモンの選出を誘導しそのポケモンに確実に勝てるポケモンをぶつけるようなギミック型になります。
もちろん大抵のパーティーは両方の要素があり、どちらか一方だけということは少ないでしょう。
使用可能なポケモンが43種と非常に少なく、再戦の可能性が少ないこのルールでは選出誘導に特化した下のタイプのパーティーの方が勝ちやすいかもしれません。はじめは選出誘導をして嵌めるパーティーも考えていましたが、うまくまとまらなかったので諦めました。
そこで、バランスよく強いポケモンを並べて機械的に選出を決めれば7割ぐらいは勝てそうだと思い直し、上の要素を重視した構築を目指しました。
そっちの方がジャンケン大会の趣旨にあってる気もします。
構築の流れ
そんなわけで、いわゆる単体性能の高いポケモンをバランス良く選んでいくことになりました。
メガ進化可能なポケモンで一番強そうなポケモンといえばやっぱり
ガルーラですね。
サンムーンで弱体化されたとはいえ、タイプ一致のギガインパクトに加え、今回は地球投げを使えるので強いはずです。
ガルーラが苦手なメタグロスや格闘に強く、特殊も含めて幅広い相手に勝てるメガヤドラン。
催眠ゲンガーや欠伸カメックスなどの対策しにくい相手に勝てるメガヤミラミ。
格闘枠として襷バシャーモを、リザードンに強いメガギャラドスを採用。
個別解説
ガルーラ
性格:ようき
努力値:H52 A108 B44 C12 D36 S252
実数値:187-159-126-73-125-167(メガ後)
調整:
メガリザードンYやメガサーナイト、メガチャーレムなど同速で先に動いた方が勝つカードになったときに即負けはもったいないと考えての最速です。
鮫肌を盾に殴ってくるガブリアスや、竜舞してくるメガボーマンダといった遭遇率の高そうなドラゴンに勝てるのが強いと考え凍える風を、
耐久に努力値を回した分の火力を補うために猫騙しとギガインパクトを採用しました。
地球投げは言わずもがなですね。
戦績:15勝 5敗
- ギガインパクト外し*2
- プレイミス*1
- 身代わりガルーラ*1
- ゴツメヤドラン*1
下2つは相手のガルーラ対策にうまく嵌められました。どちらも存在することを知ってはいましたが、数は少ないだろうし当たったらしょうがないと思ってました。
ヤドラン
性格:おだやか
努力値:H252 B4 D252
実数値:202-72-201-150-145-50(メガ後)
弱点を突かれない限りは大体回復が間に合ってしまう恐ろしいポケモン。
特防に振ることでメガサーナイトの破壊光線を耐え、ハイパーボイスに対しても回復が間に合うようになります。
戦績:3勝 1敗
負けの内訳は
- プレイミス*1
サーナイトに勝てるようにと考えていたのに、メガ進化したら挑発されて負けました。なんのために特性をどんかんにしたのか...
ヤミラミ
性格:ずぶとい
努力値:H252 B124 D132
実数値:157-72-122-x-102-70(メガ前)
実数値:157-81-177-x-152-40(メガ後)
調整:(いずれもメガ進化後、最高乱数以外で)
選出ジャンケンを否定する催眠術が憎かったので絶対寝ないポケモンを入れたかったのです。
攻撃技をイカサマにしたのはギャラドスなどの鬼火に対して積み技で突破ができるポケモンを倒したり、フレドラの反動3回+イカサマでメガバシャーモに勝てたりするからです。
かなり幅広い相手に対して微有利を取れる一方、試合が非常に長引きかなりめんどうです。疲れていると押しミスが発生します。
戦績:6勝 3敗
- 選出負け*1
- 押しミス*1
- メガユキノオー(五分)*1
大事な場面で急所を引かなかったのは運が良かったと思います。
飽きて降参してくれることを祈りながら瞑想してました。
バシャーモ
性格:やんちゃ
努力値:A252 C164 S92
実数値:155-189-90-151-81-112(メガ前)
調整:S+2 でメガプテラ抜き
相手の選出画面にバシャーモがいると攻撃技が6つぐらいあるように見えてすごく強そうですよね。多分相手は見えないめざパ氷と岩雪崩と雷パンチとZソーラービームに怯えることになってたと思います。
3つ目の攻撃技にはギャラドスやメガリザードンYを殴ったり、身代わりを割ったりできる雷パンチを採用しています。
こいつに関しては特に考えていませんでした。
戦績:2勝 1敗
- プレイミス*1
メガバシャーモとの対面で岩雪崩を避けて1勝拾いました。
ギャラドス
性格:ようき
努力値:H4 A252 B52 D4 S196
実数値:171-177-106-x-121-138(メガ前)
実数値:171-207-136-x-151-138(メガ後)
調整:S+1で最速メガライボルト抜き
耐久に振っていないメガリザードンYを倒すために滝登りではなくアクアテールを採用しています。
ギャラドスは水Zや飛行Zを持たせても強く、持ち物でだいぶ悩みましたが、ラティオスやバンギラス、ライボルトに勝ちやすいメガギャラドスにしました。
持ち物、技、配分に最後まで悩んでいたのでブレがある感じは否めません。メガストーンが正解だったかどうかすら自信がないです...
戦績:1勝 1敗
- アクアテール外し*1
対リザードンにうまく合わせられたもののアクアテールを外して負けました。
リザードン
性格:おくびょう
努力値:H4 C252 S252
実数値:154-x-98-211-135-167(メガ後)
ガルーラと同様の理由で最速です。特に耐えたい技を思いつきませんでした。
耐久振りのメガサーナイトや襷を考慮してオーバーヒートを採用しました。
身代わりは欠伸カメックスや襷ヤミラミの対策です。
はじめは身代わりと合わせてメガバンギラスに勝ち筋を残せる気合玉を考えていましたが、バンギラスの数は少ないと考えミラーに強くなる原始の力に変更しました。
戦績:4勝 3敗
- 選出負け*2
- プレイミス*1
バンギラスは思ったより多かったですが一度も選ばれず、3度のリザードンミラーに全て勝ち、身代わりで襷ヤミラミにも勝てたので技の選択は正しかったです。
選出
各ポケモンの相性を考えながらパーティーを作ってきたので、勘に頼らず、その情報をもとに最も有利対面の数が多いと思っているポケモンを選びます。そうすることで自分の調子によらない安定した選出ができると考えました。
と言うだけなら簡単なのですが、選出時間がなんと30秒しかありません。
これでは下手をすると相手のポケモンをメモするだけで時間がなくなってしまい、とても各組み合わせの相性など参照している暇はありません。(相性表をスプレッドシートに記入していました。)
そこで、下の画像のような、アイコンをクリックすると入力しておいた相性を表にして表示してくれるツールを作りました。
ここまでするかと我ながら呆れてしまいますが、選出がかなり楽になったのは間違いありません。
基本的に1行ずつ横に見て緑が一番多いのを出します。この場合はヤミラミですね。
最終日にヤミラミに疲れて1回だけそれほど有利ではないガルーラをふらっと出したぐらいで、ほとんど表に従って選出していました。
成績・反省
45戦 31勝 14敗 でした。良くも悪くもないといった感じでしょうか。
もうちょっと勝ちたかったです。
反省点はプレイミスです。
「選出した時点で勝敗が決まっている」などと言われるこのルールで選出負け(3回)よりもプレイミスによる負け(5回)の方が多いのは大問題でしょう。
原因は疲れていたこともありますが、シングル対戦の経験不足が大きかったのではないかと思います。終盤は慣れてきたのかミスが少なく勝率も良かったです。
選出負けですが、3回というのはかなり少ないと思います。(ガルーラが嵌められた2回は組み合わせだけを見れば五分以上と思っているので選出負けには含めていませんが。)
プレイミスの負けが多かったのは悔しいですが、「ジャンケンで負けた」という試合が少なかったのは、おそらく構築・選出がうまくいっていたということなので嬉しいところです。
運負けについては、ギガインパクトなどメイン技に命中90が多かったので技外しで3つ落とすぐらいは仕方ないでしょう。ヤミラミが急所負けしなかったり、相手の技外しで勝ちを拾ったりもしているので運要素についてはとんとんだと思います。
おまけ
選出誘導はそれほど強く意識していなかったのですが結構偏ってますね。